よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

障害者支援

真情の吐露

更新日:

真情の吐露

僕は病院、在宅介護と名ばかりのサ高住から逃げ出し、再び社協の在宅福祉課に迎え入れて下さった時は、水を得た魚のように毎日楽しく仕事ができました。
しかし、今現在、僕は自身が日々行っているこの介護という『労働』に対し、疑問しか浮かばなくなっています。
今、僕は介護を提供して、自身の日々の生活が成り立っています。
人の介護をすることで報酬を得、自分の欲しい物を買い、自分の命を繋いでいます。
ですが、それというのは、直接、利用する方からすべての対価を徴収している訳ではないのですが、介護を必要とされる方々がいなくては今の僕に仕事はなく、食べることも欲しい物を買うこともできない。と、いうことにもなります。
これは、介護の※自由市場への(中途半端な)開放云々以前に、介護を必要としている方を食い物にしていることに変わりはないのではないでしょうか。上記で述べたように、障害や病気で生活が苦しい方のみをターゲットとしています。
医療系の職業も同様に。

「専門性があるから報酬の発生する職業として当然」

本当に専門性(医療系職含め)はあるのでしょうか。
あると勝手に思い込んでいるだけではないでしょうか。
先ず、最初に断っておきますが、「お世話をしてあげる」ことに専門性の欠片などありません。
おそらく全員が専門分野だと信じて疑わない「技術」は、意欲があることが前提ではありますが、テキストを読んで勉強せずとも単に辞めずに続けてさえいれば、専門的な技術は嫌でもそのほとんどが身に付きます。
身近にその『環境』と『情報』さえあれば、免許や資格などなくても誰もが扱えるようになります。
実際に、医療行為が必要な当事者、その家族は、看護師資格を所持していませんが、場合によっては看護師よりも熟練した技術を持っておられます。
僕は、その事実からすがるように、「後方支援が介護職の専門性なんだ」と、強く言い聞かせてきました。
しかし、それも長くは続きそうにもありません。
感情を持った人には他人の後方支援をしたくてもできない。
互いの関係性も相まって、時間と共に相手へ寄りかかるようになってしまう。
いつの間にか、当事者よりも支援する側の人間が目立つようになってしまう。
これは、一方的に支援する側の問題だけではなく、利用する側も依存をすることで、一時的には楽ができるようになるのでそれを望んでしまう。共通の問題です。
解決は互いに仏のような達観した人格者でなくては無理でしょう(互いに気を付けているだけでは、感情はコントロールできない)。
しかし、「その(共依存)状態の何が悪いのか」と、人は僕に疑問を投げかけるかもしれません。
「距離が近しい関係ほど虐待は増加する」
客観的な情報を見てもこれは明らかです。
それに付け加えて僕の返事としては。
では、なぜ友だちや家族、若しくはご近所さんが介護を行っても、報酬は発生しないのでしょうか。
しかも、慣れていれば技術は数段上なのに。
確かに、今は僕たちの様な職業がなくては、本当に介護が必要な方は現時点での少ない資源では生きていけないでしょう(誰もがしたくないから僕たちのような職が必要なのだとしたら、あまりに冷酷無慚)。
家族や友だちを無限に作るなんてことはできませんし。
ですが、なぜ、それで僕たちだけに報酬が発生するのか。僕にはわからなくなってきました。なぜなのでしょうか。
これらの職における○○学に関しても、僕は学問性はないと思います(一部の高度な医学を除き)。

嫉妬

僕は、とある当事者の方の訪問で、介護を労働でではなくボランティア(自主的)で入っておられる光景を見て、とてもうらやましく思えます。
確かに、ボランティアにも独特の問題はあります。ボランティアは拘束されませんから、都合や気持ち一つで生活が左右されてしまいます。
でも、僕も報酬なんて要らないから友だちとして出会って、友だちとして付き合いたかった。と、思う方が沢山おられます(相手方がどう思われるかは別として)。
逆に、介護労働の延長線上で友だち関係を行っている姿を見ると、腹立たしくてなりません。
しかし、それというのも、僕自身の心の中では、僕も友だちになりたいと思っているからなのでしょうね。嫉妬です。
でも、その友だちで金稼ぎをしたくないので、絶対に僕はしませんけどね。

※介護の市場開放によって質が下がったなんて意見もあります。
いわゆる「介護」を受けた身ではないですが、僕自身は精神障害や先天的な心臓の疾患等によって医療や生活支援を受けて来ました。
しかし、開放以前からも質はお世辞にも良いなんて言えないです。分母が急激に増えたので目立つだけです。

ad

ad

-障害者支援

Copyright© よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.