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過激化する予防医療

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過激化する予防医療

予防医療は必要だが

今に始まった訳ではないのですが、特に最近、予防医療にアツイ視線が注がれています。
初めに断っておきますが、僕自身、予防はそれなりに必要だと考えています。
僕の仕事柄ヘルニアやぎっくり腰を患う可能性は非常に高く、現に僕自身も腰椎のヘルニアを抱えています。
その悪化防止のために予防医療の観点は必要です。

予防医療は万能ではない

しかし、予防をしたからといって、病気や障害を患うことを完全に防ぐことは出来ません。
加齢による機能の低下を防げるようになるのも、まだ時間が掛かります。
まるで何かの宗教かのように、予防医療を万能だと勘違いする人が後を絶たないのですが、○○%、○○倍といった指標となる数字にも踊らされ、病気を患うこと、障害を抱えることが、より非日常的になっています。
「そうなったのは努力が足りなかったのだから潔く死すべき」と、大きく逸脱してしまっている人を多く見受けます。
中には100%防げるものはあるのかも知れませんが、非常に賢明な方の啓発の類でも、あくまでも『ムダに死なないためにやれることはやろう』に留めているはずです。
加齢や病気、障害により、不自由な状況になれば「すべからく死すべきだ」などとは言っておらず、何にせよ「死にたいのならば死ねばいい」との目線で話をしているはずです。
ですが、非常に多く出回っている中途半端な知識人による、『海外では寝たきりの人はいない』みたいな大ウソに引っ張られてしまっています。

生きることを楽しみ幸せを追求

予防はあくまでも、『自分の人生を楽しく過ごすため』の“一つのツール”です。
生きることを楽しみ、ストレスを和らげることが一番の予防になる“可能性”は大いにあるでしょう。
これが、「そうしなければならない」となれば、一転しストレスとなり逆効果にもなります。
しかし、いくら楽しく予防をしたからといって、一般的な五体満足の健康体でいられる保証などはどこにもありません。
定期的なガン検診を受けたところで、ガンを患い亡くなる方はおられます。
予防の観点を取り込みながら、どのような状況下においても、自身の幸せを追求できる環境を整えていくことに尽力した方が、いいのではないでしょうか。

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