よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

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余暇 雑談

マトリックス3部作。

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※ここに書くことは、あくまで僕個人の勝手な感想です。思い込み、強引だなあと思っても「へー」で済ませてもらえれば幸いです。

やっとマトリックス3部作を見ました。

僕が初めてマトリックスを見たのは18才のときレンタルのビデオで。
このときは、ワイヤーアクションとCGによる、ただただ映像が素晴らしいアクション映画との認識でした。
有名なマトリックス避けとかも、真似しましたね。
当時、1作目だけはしっかりと見たのですが、ストーリー、設定等に興味がなかったのですぐに飽き、2作目、3作目は、ほぼ見てなかった。
で、今回その3部作を見た訳なのですが、なぜ今マトリックス3部作を見ようかと思ったのかというと、最近、量子論にハマりだしたのがキッカケです。
量子論を調べていると行列力学(matrix mechanics)という分野が出て来ます。matrix(マトリックス)とモロですね。
ね、これはもう見なきゃ!と、なる訳ですよ。
そして、先日16年越しに見たのですが、量子論を少しかじったおかげで、今更になって、マトリックスという作品が面白い!!と、感じられました。
ただ、最近かじりだしたニワカ故、理論の深層部までを数式を使って説明しろと言われても出来ませんし、長年研究して来た人からすればこじ付け感ハンパない内容かもしれません。

感想

マトリックス世界は、コンピューターが作成し管理する仮想現実。
そのコンピューターは、量子論の量子効果などを利用し実用化させた機器の塊で、マトリックス世界は量子論の技術面そのもの(因みに、マトリックス世界で登場する主要キャラは、コンピューターのシステムやプログラムを擬人化したもの)。
また同時に、この映画では中々理解し難い、量子論の概念の面も散りばめられているのでは?と、思ったのですが、それっていうのが、先ずは、預言者オラクルの発言。
このオラクルは、預言者のくせに最終的には毎回、どうなるかわならない。と、言うんですよね。
訪ねてくる人や、今後何が起こるかなどはハッキリとわかっているのに、では、その後どうなるのか?と聞くと、AかBの選択を迫られるが、Aを選ぼうがBを選ぼうが、その結果は誰にもわからない。と。
これは、量子論による、存在を確“率”では求められるけども、実際は、観測されて初めて存在する(逆に観測されないなら存在しない)。であって、その時になって初めて確“定”されるて、やつかなー?とか。
他にも、シュレーディンガーの猫で展開される、猫は箱の中で半分死んで半分生きてる状態の50/50が重ね合わさっていて、蓋を開けて中を確認して初めて、生きているor死んでいることが確定される。猫の生死は箱の蓋を開けるまでわからない。つまり、その時になってみないことにはわからないよ!て、やつかなー?とかね。
※シュレーディンガーの猫というのは、電子等の振る舞いを猫で例えた思考実験。

次に、ネオとスミスの関係。
ネオ自身をトンネル効果によって1%の確率でにじみ出た電子と考えると、量子論にはエンタグルメントという、粒子は対になっていてもつれ合っている。といった、現象(?)があるのですが、これがまた面白いのが、一方の粒子のスピンが右回り(仮に正)だったら、もう一方の粒子のスピンは左回り(仮に負)になる。これは、2つの粒子の間の距離がどんなに離れていようと、必ずその関係になる。なので、2つにどれだけ距離があっても、一方のスピンの方向が確定されれば、相方のスピンの方向も確定されるんです。性格が真反対な双子みたいなイメージかな?
で、劇中で、ネオの負がスミスであると、言及されているので、そうなのかなあて。当たり前にネオが正で。
そして、これはネタバレになってしまうのですが(まあ、99%の人が知っていると思いますが)、ラストのネオとスミスの決戦で、スミスがネオを取り込んだ際に2人とも死ぬ(消滅する)んですが、右回りと左回り、正と負が重なったとき、互いに打ち消し合ってしまうので、存在しないことになる。
二重スリット実験の結果では、干渉しあって強まった波の部分はスクリーンに元の粒子が現れるんですが、打ち消しあった部分は粒子が現れない。なので、何回も何回も続けてると、干渉縞という縞模様がスクリーンに出来上がる訳ですね(とはいっても、線と線の間は密度がかなり低いだけで、うっすらと粒子があるようですけどね)。量子論で観測されないということは、その場所には存在しないんでした。
じゃあ、そのクライマックスも個人的には納得出来る。

あと余談ですが、よくAIが発達すると映画のターミネーター(ターミネーターも2以降見てない)みたいな世界になる!?と聞くのですが、これは前提条件を幾つも用意し、演繹的で既にあらゆる事象は確“定”されている、という見方の古典物理学(ニュートン力学以前)で見た世界観だと思うので、そうはならないだろうな~。てのが、僕個人の見解。
どちらにせよ絶望感がありますが、あるんだったらマトリックスのような、確“率”的で、もっと複雑な世界になるんじゃないかなあ~。
で、この確率、マクロな物質になればなるほど100%に近づくようですが、今度はパラレルワールド(平行世界)が出て来て、更にややこしいことになるんですよね~。。。

でも、、、

おかげで、、、

「オラこの不思議で曖昧でわけ分からん世界に対しわくわくして来たぞ!!」

END

これの前に書いた量子力学について
わからないものはわからない!?

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