よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

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障害者支援 雑談

介護ロボ

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『介護の機械化』となると、なぜか、AIを搭載した人型ロボットが介護を行う、若しくは、介護を提供する人が楽を出来るように、といった視点で展開される。
AI搭載の人型ロボットが介護をする、ということは、一度ロボットに言葉なりで指示を出さなくてはならずとても回りくどい。
介護をする人を補助する形でもまったく同じこと。
身体を掻く。座る。移動する。モノを取る等々。
これらすべてを一度言語化しなくてはいけない。
僕は、精神障害はあるが、身体に障害はない。
目の前のペンを取る際に、自分の手に「ペンを取って下さい」なんて言ったことは一度もない。し、無言で気持ちのいい加減で身体を掻く。
でも、現状は手足に障害があれば言語化が必要で、かつ、将来便利なロボットが出来ても、その構図を変えない案ばかりが表に出ている。
なぜ、ロボットにまで、このような回りくどい介護をしてもらわなくてはいけないのだろう。
ひとつ僕が思い当たる理由として、介護を受けていると同時に人間関係を済ませたい、済ませてあげたい、というのがあると思われる。
要介護状態になると、自分を邪魔者だと思い、精神的にも身体的にも人と接する機会が減る、なので孤独、寂しい、といったネガティブな感情がある。
介護を受けることで孤独ではなくなる、と、思うのだろう。
現に、人型ロボットが介護をすることで温もりが得られる、という宣伝文句も沢山目にする。
そんな面倒臭いことではなくて、友だちや知り合いと自由に交流を持てるようにすればいいこと。
言葉は悪いかもしれないが、機械の手足を取り付け脳波によってコントロールすればいい。
そして、刻々と変わり常に更新が必要となる微妙な力加減を、AIのディープラーニングで対応すればいい。
毎回「もう少し右」「もっと弱く」なんてやりとりも必要ない。
そして、僕は介護士であるが、最終的には介護という行為がなくなり、障害によって周りに振り回されない生活を切望する。

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