よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

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障害者支援

私なりに考える地域生活。そして支援者の立ち位置について

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高校の後半レポートが配布され早や一週間が過ぎた。(*^-^)
今回は比較的、休みも多く高校のレポートも全20枚中、残り9枚になった、締め切りは6/11(木)。(*^-^)
数学Ⅱ、A、Bが各3枚ずつで、これはもう先が見えてるから一安心。(*´ω`*)
ただ、くせ者が一人。国語表現にまさかのポスターを自作しろとの課題が。( ̄□ ̄;)!!
こういうの苦手だわあ。絵心ないからなあ。なのでメインディッシュとして置いてある。(^▽^;)

○障害者の地域生活・支援

話はうって変わって、私の通所していた、支援施設の施設長の言葉を紹介したい。
これは、今年の2月に発行された当会の会報に掲載されたものである。
ちなみに、私の通所していた支援施設は、当事者の日中の活動拠点でもあり、地域に向けて情報発信を行う機関でもある。

『…数名の当事者の方々を中心に、地域に生活の場を──と始めた我々は、1988年から動きを始めました。
 あえて「市民の会」という形で、精神障害者は病院にいるものと思い、地域で暮らしている存在を考えることがなかった状況に対し、
心の病気はみんなの問題、だからこそ地域全体で一人一人の課題として捉え、心の病気を持つ人たちが暮らせる社会状況を作ろうとスタートしたのです。
 早や27年になろうとしています。
 昨年4月から”精神保健及び精神障害者福祉に関する法律”の一部が改正されたものが動き始めています。
~(中略)~
 今回の法律の改正で、入院と同時に、地域に戻った時に話を聞いてもらったり必要な制度について相談できる「地域援助事業者」につなぐことなどが、法律の中に盛り込まれました。
医療だけでは終わらず、病院に通いながら各々の人の想いに沿った地域生活を実現して行く存在としての精神の病気のある人にとっては、
始まりの時から地域状況や使える制度を知っておくことが必要です。
~(中略)~
そして、その当時を担っていた当事者・支援者の方々にバトンタッチをして、新たな人材が今後の当会を担い、精神障害者が生き易い社会はそうでない人々にとっても生き易い、
そんな地域状況、同じ思いを持つ人を増やし、共に作って行ってほしいと思っています。…』(会報より一部抜粋)
(「その当時を担っていた当事者・支援者の方々にバトンタッチをして、新たな人材が今後の当会を担い」のところは、失礼ながら勝手に私なりの解釈にて、おそらくは、発足当時の方々から、新たな若い人達にバトンタッチしてという事だと思います。)

この様に当会は、当事者を中心とし、支援者はあくまで、その方々の想いを後押しする形で発足している。
私の中での支援というのは、でしゃばる事なく、背中を押すという形が本来の姿である。現在、横行している押し付け型は支援とは呼べない。
そして、地域という言葉がよく登場する。障害を負おうが、負わまいが、人は地域で生活をするのが健全な姿だという事。
一つの大きな建物の中に、似非地域を作り上げてしまおうって考えは、悪の悪。
制度もその発想からようやっと脱せるかといった、希望も出て来た訳で。
入院と同時に退院後の生活を、当事者を中心にして支える連携が制度化されたのは、良い流れなのかも知れない。
しかし、同時に逆の流れも出ているのも事実。
当ブログでもこれまで2度取り上げた、富山型の存在や、最近よく見るなんでもアリの有料老人ホーム。
後者は、似非地域を作る事で解決してしまおうって考え。そのうち、某有名ロボットアニメの様に、独立運動を始めても良いくらいに施設内を整えている。
前者の富山型。しつこいようだが綺麗事ばかりの考えが足りない物。
そこに行けば全ての人と出会える環境がある。なぜそれを介護や支援者側で用意をしなければならないのか。なぜ『自宅に帰りたい』と、言った人に自宅の様な物を用意したのか。(過去の記事。富山型デイサービスにみる共生施設とは。外国人技術技能実習制度<現代の奴隷制度>)
私という人間はなんとしつこい。C= (-。- ) フゥー
さらには一度は、障害者が自らの手で潰した、『老・障福祉制度一本化」の布石にされる危険性も大いに孕む。
綺麗事で突き進むと、多くの人が苦しむ結果となる事を理解してないから、富山型を支持する人もドヤ顔でいられる。
「デイに寄せ集め」果たして、それが本当に地域生活と呼べるのかどうかも疑問に思う。
そして、一番大事なのは、どんな状況下でも暮らしやすい社会は、健常者にとっても自身の利益になるといったところ。保障にもなる。
という事は、本来なら、国や地方自治だけに任せるのではなく、地域住民一人ひとりが自発的に取り組んで行く事が望ましいと考える。
幼い頃はよく「自分の事は自分でしなさい」と言われたものだ。

○副作用

ただ、こういった支援にもきっちりと副作用がある。
私の様に、働いて生活を送る事が目標とした方々には、早い段階での就労に向けた取り組みを行わなければならない。
最初は、障害に悩み孤独だったのが、同じ悩みを持った方々に触れる事で、その中では普通で居られる。
しかし、長く浸ってしまうと、その輪から中々抜け出せなくなる。
「マイペースで行こう」「働かんでもいいんやで」「働くと調子を崩すから精神障害者は働いてはダメ」と、当事者からも言われ続ける。
私も、その道を選んだ時期がありました。
この様に、長く浸る事で就労といった目標が、どんどんぼやけていってしまうのも事実。
いかにして、この様に考える当事者を就労に結び付けるか。さらには、就労後の支援をどの様に行っていくのかを考えなければなりません。
って、いちいち私なんかに言われんでも、「わかっとるわあボケェ」てなもんでしょうけども。

○後押し!後押し!後押し!

やはり、人はどんな状況にあっても住み慣れた地域・自宅で過ごし、自分の意思で決め、行動する事が何よりも当たり前の事なのでしょう。
そして、支援者の役割は『後方支援』。後押し、背中を押す事である。o(^-^)o
同情心や、友達感覚やご近所感覚といったいわゆる対等な立場や、家族の様な付き合い方では支援は成り立たないんだよと、私は何度でも訴えて行こうと思う今日この頃です。(^-^)

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