お金は使って初めて価値がある。
朝晩はめっきり冷え込むようになりました。良く分かりませんがそれだけです。
CCAを見ました。
ついこの間、久し振りにCCA(機動戦士ガンダム逆襲のシャア)を見ました。
そしてやはり、僕はアムロが好きだなあと。
自分の性格的に端から見た時、絶対にシャアが好きだろと言われても仕方がないのだろうと思うのだけど、
初めてガンダムを知った子供時代から、一貫してアムロ派でした。
幼いながらに、シャアの「自分が自分が」といった性格に引き気味でしたし。
最終的には時計の針を戻すことで解決をしようとした。
30やそこらで純粋過ぎたと各所では言われ、またZのノースリーブ姿にも引きました。
アムロの場合は、やはりあの人間臭さがいいですね。
「世直しの事のことを知らないんだな。
革命はいつもインテリが始めるが、
夢見たいな目標を持ってやるから
いつも過激なことしかやらない・・・」
CCAのここのシーンはいつ見てもシビレます。
常にアムロは人の可能性を信じている。
もちろん、間違いを犯すのも人間といったことも織り込んで。
ブッ潰したいだけだと何も解決しない。
なぜ、このような話を持ち出したかと言うと、
先日、あるテレビ番組で世界一貧乏な大統領ホセ・ムヒカ大統領の日本に向けてといった内容で、インタビューが特集されました。
これに多くの方が感銘や共感を受けたと思われます。
しかし、捻くれ者の僕には違和感しかなかった。
日本人の気質をあまりわかっていないのでは？と思うところもありますが、それよりもメディア側による意図するメッセージ、編集に納得がいかない。
内容の総括としては、「足ることを知れ。」「日本は性質を忘れてしまった。」「自由とは支払いに追われないこと。」「だから必死に働く必要がない。」といったところか。
これを見て僕は、「時計の針を巻き戻したいだけだろうな」と感じるんです。
個人的には大統領の実際の生活は素晴らしいし、とても真似できないことを実践されている(と感じます)。
そして、決して貧乏なのではなく、自分が必要と思うものにはお金を掛けておられます(報酬の9割をある団体に寄付されているとのこと)。
参考元：世界で最も貧しい大統領の生き方・考え方が心に沁みる(NEVERまとめ)
安心して地域生活を送る為、価値ある必要な物にお金を掛けよう。
あまりに「足ることを知れ」「金持ちはズルい」を強調し過ぎると、かえってお金を使わなくなるだけな気がします。
さらにこの内容では労働も否定されてしまっている。時間を止めたい、時間を戻すようなことだよね。
日本人の中には、賃金が発生しようがしまいが働く、又は、人に社会に働きかけることで生きがいになっている方が、未だ多くおられるのが僕の実感です。
メッセージとして出すなら、僕の中では『自分が必要と思うものにはお金を掛ける。』この部分だと思うのです。
一生懸命働き社会に貢献し、さらに稼ぎだしたお金で、「将来の自分たちの生活が良くなるように積極的に使う」といったところを、しっかりと捉えて考えたいですよね。
加えて、金額を増やすだけでは安心できないよと(備えになる額は絶対に必要ですが)。
沢山お金があっても、使う先が無ければお金に価値がありませんから。
恐ろしい位の富豪なら、そらどうにでもなりますが、100万200万を貯めるのにも必死な一般的な庶民はきびしい。
それ位なら一度の事故、大病等で一気に吹き飛びます(もちろん万が一の保険などもありますが)。
それなら身近な地域資源(地元企業、支援団体など)や人に投資。
なければ自分たちで新しい仕組みと共に作ってみる。そこにお金を掛ける。
通帳の0は増えませんが、どのような状態になっても安心して生活が送れる地域が出来上がるかも知れません。
また一人の金額が少なくても、人が集まれば比例して増える訳ですから。
少ないからと躊躇しなくてもいいんですよね。人を集めればいい。
それを思えば宗教団体は勿体無いなあと感じます。
あれだけ人が集まるのに、同じ考えやそれを信じている人だけで寄り固まろうとする。
あれだけの集団があれば何でもできるのにと。政治的なことばかりやるのではなくて。
建物内に籠ってしまわず、地域の為に何かをすればいいのになあと。
いやぁー実に勿体無い。
また、籠るから薄暗い後ろ向きなイメージが定着し、払拭出来ないのですよ。
混ぜこぜ社会に。(実現するには)
まあ。ですが、お金を使う先が偏ってしまっては本末転倒。外資や大手もいなくては刺激がない訳で。
と。いうことで、個人がお金の流れをしっかりと捉え、自分たちの将来の為にもお金は積極的に有意義に使いましょう。
これは、自分を守る為にも。
最後に、アムロのセリフで、
「人間の知恵はそんなもんだって乗り越えられる！」
追記：
欲しい物があるのに後回しにし、我慢ばかりを強いていたらストレスで爆発するだけですから、たまには散財も必要でしょう。
しかし、普段の消費活動においては、地域やその資源を育むことに力点を置いた方が、保障の保証になり生活を守ることに繋がると思います。