よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

精神分裂病(統合失調症)

精神分裂病を負った経緯(11)

更新日:

《 真の黒歴史へ 》

ご訪問ありがとうございます。
とりあえず、ここでまた一段落。
続きはまたちょくちょく書いて行こうと思います。

新たな悩み。そして...

そうして、新たな生活を手に入れた私は、とても充実した時間を過ごしていました。
そこに、K氏が帰阪。

正直なところ、私はとにかく悩みました。K氏は相変わらず以前のままでした。
新たな生活を手にし、なんとかこの生活を維持したいと考えたいましたので、自然と距離を置こうと行動していました。
酷い対応だったのかも知れません。K氏が爆発しない様に、時々は付き合うといった姿勢を取っていました。
ですが、要求が徐々にエスカレートしていくK氏。
これでは、折角、手に入れた自由が失われるかも知れないと考えた私は、K氏に電話で告げました。
「僕は、今とても充実した時間を過ごしています。出来れば、Kさんとも上手く付き合って行ければと思いましたが、Kさんにはその気が感じられません。今この時が僕にはとても大事です。その事も是非考えて貰えないでしょうか?」
と、当時はまだまだ幼かったので、もっともっとストレートな酷い表現だったかも知れません。
K氏は、
「そうか。分かった。頑張ってな。応援してるから。」
と、今まで聞いた事のない様な弱々しい声で、返って来ました。
当時の私としては、その声のトーンに気にも留めず、少しは私の気持ちも理解してくれたかな位でしかありませんでした。

そして、またいつもの時間が流れだした。
がむしゃらに働き、みんなと楽しい時間を過ごす。

しかし、しばらく経ったある日、K氏が自殺をしたと訃報を受ける。
正直なところ、その様な話を信用していませんでしたので、ひょっこり顔を見せるんじゃないかと期待していたのですが、その期待は無情にも崩れました。
いつまで経っても電話は鳴ること無く、掛けてみても繋がらない。
結局あの時の弱々しい声での返事が、最後になってしまいました。
K氏とは、もっともっと違う人生の楽しみ方を共有したかった。
今まで、お世話になった分、今度は私からお返しをしなければならなかったハズ。
ですが、その望みは叶う事はありませんでした。

結局、私がした事は間違っていたのかも知れませんし、仕方のない事だったのかも知れません。
ただ、せめてもの罪滅ぼしと思い、毎年お盆と正月には墓参りをさせて貰っています(自己満足でしかないのですが)。
もう声も聞けませんし、一緒に酒も飲む事も出来ません。
こんな私を許してくれているのかも分かりません。
ただ、K氏が亡くなった時は、彼の心はずっと一人でした。
おそらくは、障害を発症してから、順風満帆に来ていた人生が崩れ、一人きり取り残されてしまった。
それが、私という人間が出来た事で、ようやく同じ時間を過ごせる相手が出来たのだと思います。
しかし、彼はまた一人になってしまった。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

つづく

最後まで読んで下さいましてありがとうございました。

お手数ですが既読的な意味でも「いいね!」や「他SNSの共有」を付けて頂けたら幸いです。
「シェア」も無申請でOKです。
特に、自身の実体験の内容は、精神分裂病を抱えても、「皆さんの想像する一つの形だけではないですよ。」と、いったことが私を通じて少しでも人に伝わればと思います(^-^)
みなさまのいいね!やシェアで広まってくれます。
制度とか、社会的な主観の内容は、的外れもあると思いますので、共感して頂けたらいいね!をして下さればと思います(^-^)

ad

ad

-精神分裂病(統合失調症)

Copyright© よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.