よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

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精神分裂病(統合失調症)

精神分裂病を負った経緯(4)

更新日:

今回で最後になります。
今回も長文、駄文で申し訳御座いませんm(_ _)mとりえずは一区切り。
facebookの貴重なスペースをお借りして、載せさせて頂いたのですが、沢山の方々が足を運んで下さいました(^^♪
ありがとうございます(^O^)
今後ともみなさまにプラスになる(かな?)物を、発信できればと思います。是非よろしくお願い致します(^○^)

入院療養生活

入院した病棟は、空床の兼ね合いもあり救急の完全閉鎖病棟でした。
入院当日はハッキリと覚えています。不安そうに去っていく母の背中。
初日、まず行われるのは健康状態を把握する為に採血。
半端なく緊張していたので、血が全く採れないハプニング。どうやら緊張の余り脱水状態だった様でした。

ところで、この完全閉鎖病棟の特徴は、読んで字の如く”外界”に出れない病棟で、買い物も職員にメモして渡し、それも一日一回だけなのでキツイ思いをしました。
面会も医師の外出許可が無ければ面会室でのみ。
この病棟に入院してくる患者の半分がヤクザかチンピラ。薬物中毒やシンナー中毒で入ってきます。
服を脱いだら色鮮やかな刺青が圧迫感を漂わせます。まさか、ここでもヤクザの方々と縁があるとは。
入院中、母は週に三回、仕事を早退してまで面会に来てくれていました。
私の楽しみは、その週三回の面会でした。

完全閉鎖なのでとにかくやる事が無い。テレビも談話室?に一台だけでしたので、自由に見たい番組を見れません。
生活も規則正しく21時には消灯なんですが、一日病棟内で過ごしているので疲れがない状態。
眠れる訳無く、仕方なく詰所(ナースステーション)に強力な睡眠薬を貰いに行く。
それでも一、二時間は寝付けない。消灯後テレビは禁止されているので、とにかく廊下を行ったり来たり。
そうしてる内に睡魔が襲ってきます。やっと寝れるとベッドに横になって瞬きをすると、次の瞬間、朝になっている。気持ち悪い。
朝になっても、テレビは確か7時とか8時とかにならないと付けてはならず、朝食までまた廊下をウロウロ。
みんなこんな療養生活です。全くはけ口が無い割に体力はゲージMAXな状態。
ちょっとしたことで殴り合いのケンカが始まります。
ヤクザ、チンピラ達です、ただでは済みません。
しかし、ケンカが始まると驚く現象が見られました。
見た事の無い屈強な職員達がどこからともなく、それも多人数が走って来るのです。
そう!彼らはケンカ仲裁係なのです!一瞬でケンカし始めた二人を保護室に閉じ込め一件落着。終わると、再び姿を消しました。

一日がもうとにかく長い。
一時間、二時間経っただろうと時計を確認すると、20分、30分しか経ってません。
私は堪えかね、今度は母に早く退院させるように懇願しました。
そして母から主治医に話をして貰ったのですが、未成年なので医療保護入院となり任意入院とは違うので、すぐには出来ないとの事でした。
そこで、計画的に外出・外泊をし退院に向け調整を行い、順調に自宅での生活に馴染む事が出来れば、晴れて退院出来る運びとなった。
外出した際、4月で桜が満開だったのですが、この時に母と見た景色は今でも目に焼き付いています。
「社会の景色はこんなにも綺麗だったのか」と。
外泊した時は、母の手料理に涙しました。
今まで母の手料理を特別美味しいと感じた事がなかったのですが、
この時は「世の中にこんなに美味しい物があったのか」と感動と感謝の涙でした。

順調に退院調整を進め、ついに退院当日。
この日も朝5時に目を覚ましソワソワソワソワ落ち着かない。
時間もいつものように全く進まない。
しばらく病棟内を行ったり来たりウロウロ。
そこへ、母が迎えに来たと連絡がある。
これで解放される、自由な生活に戻れると歓喜しました。(自分から入院したいと言っておきながら...)
入院期間は二カ月弱だったのですが、一年は居た様な感覚でした。
退院後はというと、生活リズムを維持する為、併設のデイケアを勧められ通所するようになりました。
ここから社会復帰の始まりです。

あれから16年

現在では、社会人の一人としてしっかり責任を自覚し、障害者の在宅支援を行っています。
障害者の生活は、制度改正毎の改悪により、どんどん拘束が厳しくなって行っている状態です。
いつの日か、心身がどの様な状態になっても住み慣れた”地元”で自由に考え、自由に自分の人生を選ぶ事が出来、自分の描いた生活が表現出来る世の中を実現させることが、私の目標です。
ちなみにヘルパー2級から始まったキャリアも、介護福祉士、介護支援専門員と順調にステップアップ出来ました。
今後も地道に目標に向けて頑張って行きたいと思います。(おわり)

    デイケア時代からその後は、いつかアップ出来ればと思っています。
    最後まで読んで下さった方、誠にありがとうございます。

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腫れ物に触れるような感覚でなく、気軽に既読といった感じでよろしくお願い致しますm(_ _)m
特に、自身の実体験の内容は、精神分裂病を抱えても、「皆さんの想像する一つの形だけではないですよ。」と、いったことが私を通じて少しでも人に伝わればと思います(^-^)
みなさまのいいね!やシェアで広まってくれます。
制度とか、社会的な主観の内容は、的外れもあると思いますので、共感して頂けたらいいね!をして下さればと思います(^-^)

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