よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

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精神分裂病(統合失調症)

精神分裂病を負った経緯(9)

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《 真の黒歴史へ 》

ご訪問ありがとうございます。
今回は、社会復帰へ第一歩を踏み出した当時の出来事です。

現実に打ちのめされてていいのか

グループホームでの生活もしばらく経ちました。
しかし、同じ建物に生活する他の住民とは、全くと言っていいほど気が合わない。
なのに、住民同士で仲良くしなければならないので、交流会の様な物が頻繁に繰り返される。
そして、保護を受給しているので、定期的に役所の職員の訪問があり、しっかりと逸脱せず生活しているかをチェックされる。
かなりの窮屈さを感じていた。やり切れなさを感じました。

そうなってくると、やはり気になるのは同級生たち。彼らはこれから社会という大空に羽ばたいて行く。
「このまま、みんなにおいて行かれるのは嫌だ。」「そもそも、小学生やそこらでは自分の方が出来ていたじゃないか。」「負けたくない。絶対に追い付いて抜き返してやる。」
と、一方的に同級生たちをライバルと見なし、闘争心に駆られていた。
もう一度、アルバイトにチャレンジしよう。
もう二度とあんな無様な思いは御免だと、働く事も拒否していましたが、追い付こうと考えたら働かない訳にはいかない。
そして、グループホームを飛び出し、自身で部屋を借り生活保護も打ち切って貰った。

自分の様な経歴で雇ってくれるところはどこか。
土方、建築、引っ越し。いわゆるパワーワーク。
しかし、「こんなガリガリに出来るのだろうか」と、一旦は躊躇はしましたが、「やってみなくては分からない」と、自分を鼓舞し履歴書を書いていた。
引っ越し屋に応募し、すんなり雇って貰える事が出来た。
バイトは使い捨てですから来たら採用です。
採用された事を職員に報告。
すると「俺は一週間も持たなかった」言われた。かなり厳しい事を想像した。

そして、初出勤。
「お!意外といけるやん!」
二日目、三日目。
「さすがにしんどいけど今日が終われば明日は休みや。」
週三日勤務で採用して頂いていたので、全力で終え事務所に帰所。
帰る用意をしていたら、「明日は6時な」と責任者から言われる。
「いや、明日は用事もありますし、元々休みなのでちょっと厳しいです。」と、返すとモノ凄い嫌な顔で「しゃーないな」と言われる。
そもそも、毎日帰る用意をしているのは、家庭持ちの人のみ。
他の人は、事務所に寝泊まりし毎日働いていた。
「これは、かなりヤバいところに来たのかも知れない。」

休み明け。
その日からシーズンもあり、一日15時間労働は当たり前になる。
アルバイターも一人また一人と逃げ出す。
始発電車に乗って出勤し、終電でボロボロになって帰る。
なんとか三週間強は続けたが、さすがに腕がおかしくなった。
ずっと痙攣している。仕事して物を落として弁償させられる。
もう無理だと感じた。
他のアルバイターは連絡もせずに逃げ出したけど、なんか電話をして辞める了承を貰わないと、気持ちが落ち着かなかったので電話を入れる。
声を震わせながら「もう無理です」と伝えると、「そうか」と一言で終った。
呼び出されてドツき回されるかもしれないと恐怖があったけど、実際はそんなこと無くあっけらかんとしていた。
これが、世に言う「従業員の使い捨て」と、良い社会勉強になった。

陽だまりの職員にやめた事を報告すると、「よく三週間も頑張ったなあ」と、労いの言葉を掛けてくれた。
この経験によって、失うものは何もないと、ちょっとよく分からないけど、そう思うようになっていました。
「次、次こそは、当たって砕けろだ!」と、さらに奮い立っていました。

...つづく

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特に、自身の実体験の内容は、精神分裂病を抱えても、「皆さんの想像する一つの形だけではないですよ。」と、いったことが私を通じて少しでも人に伝わればと思います(^-^)
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制度とか、社会的な主観の内容は、的外れもあると思いますので、共感して頂けたらいいね!をして下さればと思います(^-^)

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