よーしあーきーと時々ラテとはろ&ちび

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介護保険法 仕事 実体験

介護が必要な方が地域生活を送る為に

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ご近所とのトラブルを防ぐ

私は訪問系サービスの業種は、”駐輪”が出来る乗り物で訪問を行うべきと考えます。用品の運搬や工事を伴う様な業種は無理ですが。ただ、駐停車する場所は考えた方が良い。
ですので、小型二輪、50cc未満の原付、自転車この辺り。バイクは騒音対策を考えスクーターが良いです。
四輪や三輪は、道幅が狭い日本において、路駐を行うリスクを避けた方が良い。
なにも駐禁を切られ、違反金や車両が使えなくなるといった事だけではなく、訪問系サービスを利用することで、隣近所の住人に迷惑を掛けたり、我慢をさせることは利用者様の利益にならない。
訪問系サービスを利用することで、御近所トラブルを招いてしまっては、本末転倒。
なにがなんでも自動車で訪問を行いたいからといって、利用者様に駐車場を契約させようとする事業所まである。
自分たちの都合を押し付ける事は良くない。駐車場もタダじゃない。
どうしてもなんだったら、自腹を切れと言いたい。
車なんて利用出来ない方に対して、駐車場を用意しろは道理としておかしい。

私の実際にあった事例

訪問系の人たちは、もっと利用者様の隣近所の関係を考えた方が良い。
本当にいざとなったら、近隣住人との良好な関係が重要になります。

これは私自身が実際に経験した事ですが、(今、現在勤めている枚方市社会福祉協議会とは関係がございません)
ある酷暑の最中、私はいつも通りに訪問をしたのですが、チャイムを鳴らしても利用者様が出て来られない。
事業所に連絡を入れ、電話を掛けてもらうが一向に出て来られない。
訪問を忘れてどこかに出掛けたのかも知れないと言われ、ドア前で待機しておくようにと指示されました。
時折、チャイムを鳴らし、ノックと呼び掛けを行っていると、お隣の方がドアを20cm程開けて「変質者やろ。警察に電話をするで。」と言われた。
この利用者様の訪問の際、最初に言われたことが「隣人の方が、ちょっとおかしい変わった人なので物音をなるべく立てない様に訪問して下さい。」と言われていた。
隣人との関係が悪く、ヘルパーも手を焼いていたと、その日までは私も多少は思っていた。実際にいきなり変質者呼ばわりされている訳だし。
しかし、気になるのは出て来られない利用者様。ここは思いきって話をしてみようと掛けあってみた。
すると、内部の障害への無理解と、どうやら仲が悪くなった原因は利用者様本人の失礼な言動と、ヘルパーの失礼な対応にあることが分かった。
隣人の方は、この方自身も一時は要介護認定をされていたようだったが、その状態が嫌で死に物狂いで頑張って立て直したのだという。
今では、自分の足で立ち、社会貢献まで考え動いておられた。
ただ、どことなく隣人の方から感じたのは、孤立感でした。
ここまでやって頑張って来たのに、誰も見てくれない。それなのに、一見介護が必要になさそうな隣の利用者様に、手厚く介護を受ける権利がある理不尽さ(隣人の方曰く)。と、いった孤立感。
私は、隣人の方がこれまで頑張って来たことは、とても素晴らしいことだと感じましたし、素直に「必死で頑張ってこられたのですね。」と伝えた。
その経験を踏まえて、「今の体制はおかしくないか?」といったことを、これまでも何度もヘルパーに訴えて来たのだけども、ヘルパー側は面倒臭いからと言って、訳分からんと、毎回鼻で笑い蔑ろにしてきた実態があった。
ここはチャンスでもあると思ったので、個人情報に触れない様に内部の障害のみについての説明と、ヘルパーの役割について説明させて頂きました。
そして、話の合間に不意に「今朝も足音がうるさかった。」との言葉がありました。と、いうことは「朝は元気にされていたのだな。」という、推測が出来ました。
しばらく、「私は頑張った来た。」「そのおかげで、今元気に活動されてるんですよね。素晴らしい事と思います。」と、会話を繰り返している内に、ドアのチェーンキーが開きドアも全開になって話し始めました。
お互いに笑顔で話し、「体に気をつけやー」「暑いですので、○○さんも熱中症にならない様にして下さいね。」と、互いに気遣うようになっていました。
1時間位、話したでしょうか、結局は朝の足音の情報しか掴めませんでしたが、「もし、隣の利用者様に会われたら、ヘルパーが心配していたと一言と、事業所の電話番号をお渡しておきますので一報をお願いします。」というと、「わかった。しっかりと話が出来たの初めてや。ありがとう。頑張ってな。」と笑顔で言って下さいました。
今まで、目も合わせずに怒っておられた方が、最後には利用者様を気に掛けてくれると約束をしてくれました。
(※)その場を責任者に引き継いで帰宅。
その後、夕方に事業所から連絡があり、熱中症により部屋で倒れており、緊急で入院になったと報告がありました。
そして、残念な事に、入院をきっかけに訪問介護から訪問看護が全てを担うことになり、この利用者様の訪問から撤退することになりました。
なので、その後の隣人関係がどうなっているのか分かりません。非常に残念です。

長く地域生活を維持するために

このように訪問に入って、ただ仕事をこなすだけでは、トラブルを招くことも多くあります。
訪問介護や訪問看護を利用することで、逆に肩身を狭めてしまわないように考え、近隣住人への配慮も心掛ける様にしたいものです。

※追記

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