最近よく目にするのが、「特養を地域共同体に」てフレーズ。 別に、街に屋根を付けて、エントランスに鍵を掛けてって事ではなくって、 特養のシステムを街に持って来ようって事で。 俗に言う、地域包括ケアシステムだとかスマートなんちゃらってやつですね。 関係機関(この中にボランティア含む)で、会議等で密に情報を共有し足並みを揃えようって話。 加え、30分以内に訪問出来る体制作り、てか街づくりですね。 これに先駆けてあるのが、定期巡回・随時対応型訪問介護看護。 熊本県高齢者住宅ポータルサイトひばり(定期巡回・随時対応型訪問介護看護についてこちらのサイトに分かりやすく書いてました)
まあ。こういった事は必然的にありうる話ですし、そうなるのでしょう。 ただ、ちょっと注意したいのが、訪問が細切れになるってところです。 (特養でも、常に職員が身近に居てながら一人に対応する時間は短い。)
定期巡回・随時対応型訪問介護看護なんてのは、まさにそれで。 短い訪問時間で定期的に巡回する仕組み。介護保険法自体が細切れ訪問を推進してはいるのですが。 軽度の方なら問題ないのですが、四肢麻痺や認知症の重度の方はどの様に対応するのか。 次が、来るまで寝たまま、または、座ったままにするのか。てところですよね。 電話も掛けられないでしょうし。 某大手高齢者向け住宅や社会福祉法人、病院を運営する会長殿は、「効率がとても良いので」てっ事でいろんなところで広めようとされています。 この方、自分を正当化しようと必死で言い訳ばかりを述べ、自分が国家権力者そのものと勘違いをされているので私としては。。。。 おっと失礼。個人的な憎悪はこの場には相応しくないですね。 まあ。とにかくこの基準を全ての方に当てはめるのは危険です。 重度の方は、誰かが24時間いないと自立生活は難しいと、しっかり頭に叩き込んでおかないと。
また、その先に上がってくる課題として、元々別々の事業者間で情報を共有するのが面倒臭いってところに、必ず至ります。 そして、それならば大きな病院を中心に事業所を再編しようって流れが出来る。 つまり、病院の傘下に訪問事業所等を買収しひっくるめてしまおうって事です。 これは実際に、動き始めていて、ちょこちょこ紙面にも登場してきます。 病院や医師は、政治家や役人と密接な繋がりがありますから、少々無茶な事でも押し通して来ますね。 自由民主主義の日本において、こんなに権力の大きい国家があっていいのかとも思いますが。いやいや日本は社会民主主義だな。 さあ!在宅生活を送りながら病院に”管理”される時代が来ますよー(゜-゜)と。 こうならない為にも、いつまでも健康体で自分の人生をしっかりと考えておかなといけませんね。 あと、病気の知識だけでなく、介護の知識も国民は身に付けないといけないと思います。 以上!!取り留めの無い話でした(^^) HP http://yoshiaki-hp.sakura.ne.jp/